鉄道電化の方式 「直流電化」と「交流電化」

こんにちは、スメラギです。

 

現在、JR東日本の車両は所謂、「新系列電車」と呼ばれるものですね。

静止型インバータ(SIV)が導入され各装置の電子化・無接点化が進んでいます。

 

今回は現行のJR東日本における鉄道電化の方式をまとめておきます。

 

目次

電車線

 

 直流1,500V

 

首都圏、甲信越の各線および仙石線で使用されています。

埼京線

山手線 - Wikipedia

中央本線 - Wikipedia

埼京線 - Wikipedia

仙石線 - Wikipedia

 

 交流(50Hz)20,000V

 

水戸、仙台(仙石線を除く)、盛岡、秋田支社内の各線及び新潟支社の一部区間などで使用されています。

奥羽本線

奥羽本線 - Wikipedia

羽越本線 - Wikipedia

 

車内

 直流100V

制御、ブレーキ、ドアなどの多くの機器・回路で使用されていまる。蓄電池も直流100Vです。

 

 交流(60Hz)100V

コンセント、VIS、ラジオ輻射装置、冷暖房制御、空気清浄機回路などに使用されています。

VIS (鉄道システム) - Wikipedia

 

 三相交流(60Hz)440V

 

電車線電圧をSIV又はMGにより変換しています。冷暖房、室内灯、電動空気圧縮機で使用されています。

 

 その他の直流

山手線E231系に設置されたデジタル無線装置の一部 窓上部に付けられている黒い棒が簡易車上アンテナ。壁に付けられているスピーカー状のものは旅客一斉情報装置(上がアナログ用、下がデジタル用)。窓下の黒い箱はVIS用のミリ波通信装置の一部

抑留100Vを電源として、安定化電源装置により5V,12V,24Vに降圧して、電子機器や無線機等の動作電源としています。

 

 

「電車」の黎明期では運転士は操作する主幹制御器から室内灯に至るまで、連絡用のブザーの回路以外はすべて「直流600V」  だったそうですから少し漏電でもしたら感電待ったなしですね。

 

技術の進化には感服するばかりです

 

それではまたノシ